令和7年度「新しい東北」復興ノウハウ講演会　第2回

主催：復興庁
事務局：リベルタス・コンサルティング

復興庁では、東日本大震災からの復興に携わる被災地内外の多様な主体が、情報の共有・交換を進めることができるネットワークを整備することで、それぞれの得意分野を活かしつつ、様々な連携の推進につなげていくことを目指し、2013年に「『新しい東北』官民連携推進協議会」を設立し、関係者によるワークショップ・意見交換会の開催や、「Fw:東北 Fan Meeting」や「復興・創生の星顕彰」といった多彩な関連事業を推進してきました。

その一環として、令和7度においては、「復興ノウハウ講演会」を6回程度開催します。開催方法は原則としてオンラインで、回によってはリアル参加と合わせたハイブリッド開催とします。全国どこからでも、どなたでも、無料でご参加いただけます。

【第2回 復興ノウハウ講演会】

東日本大震災から15年という節目を迎える本年度。被災地の「語り部」として、震災の記憶と教訓を次世代へと伝える営みは、地域の復興や防災意識の醸成において、今なお重要な役割を果たしています。

第2回の復興ノウハウ講演会では、福島県の「浪江まち物語つたえ隊」の語り部のお一人で、カフェ「O CAFE」の店主として地域に根ざした活動を続けておられる岡洋子氏を講師にお迎えし、震災・原発事故・消防団での経験をもとに制作・上演している紙芝居の取組を通じて、「伝えること」の意味と力についてご講演いただきます。

岡氏は、結婚を機に福島県浪江町の農家に暮らし、震災後は4年間の避難生活を経て、2018年に浪江町内でカフェを開業。地域の人々が「帰れる場所」として集える空間を育みながら、これまでに50本以上の紙芝居を制作し、国内外での上演やアニメ化を実現されてきました。その功績が高く評価され復興大臣表彰を受けた経歴をお持ちです。

本講演は、東北地域はじめ全国各地で活動する語り部の方々のみならず、復興・防災・地域振興に携わる多くの皆様にとって、共感と理解を生む「伝え方」の実践的なヒントを得る貴重な機会となります。ぜひともご聴講を賜りますようお願いいたします。

なお、第2回講演会はハイブリッド開催とし、オンラインでの視聴に加えて、浪江町内の「ふれあい交流センター」での直接聴講（リアル参加）も可能です。岡氏による紙芝居を用いた語りの実演を交えた講演を直接視聴したい方や、浪江町にアクセスしやすい地域に在住・就業しておられる方は、ぜひお誘い合わせの上ご来場ください。

オンライン／リアル聴講への申し込みはこちら

令和7年度「復興ノウハウ講演会」の概要

開催目的

被災地の復旧・復興過程で創造・蓄積されてきた、様々な地域課題の解決に役立つ多様な教訓・ノウハウ等（「復興ノウハウ」）について、それを求めている団体等と、それを有している団体等の間で共有を図るとともに、被災地の一層の復旧・発展を目指していく主体同士の協力・連携の契機を作り出すこと。

開催要領

• 令和7年度においては、復興ノウハウに関する多様なテーマで、全6回程度開催。
• 令和7年9月～令和8年1月にかけて2か月に3回程度のペース開催予定。
• オンライン配信を原則とし、回によってはリアル参加と合わせたハイブリッドで開催。
• 1回当たり90分程度（有識者等による講演、質疑応答等）。
• 事前登録制、参加費無料。

各回の概要

第1回　

テーマ：【語り部育成講座】広報インストラクターに学ぶプレゼンテーションスキルアップ術

講　師：阿川 真由 氏（cYNDi 代表、広報PRコーディネーター）

日　時：2025年9月30日（火）14：00～15：30

※ 盛況のうちに終了いたしました。

第2回

テーマ：【語り部育成講座】震災を紙芝居で伝える

講　師：岡 洋子 氏（浪江まち物語つたえ隊 語り部、OCAFE運営）

日　時：2025年10月30日（木）14：00～15：30

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第3回（予定）

テーマ：地域を動かす二つの力　＜公益性と事業性から学ぶ事業継続のヒント＞

講　師：佐々木 信秋 氏 （一般社団法人トナリノ 代表理事）／
　　　 大林 孝典 氏 （陸前高田市民エネルギー株式会社 代表取締役）

日　時：2025年11月14日（金）14：00～15：30

※ 第3回以降の講演会テーマ等につきましては、詳細が決定次第、お知らせいたします。

連絡先 復興ノウハウ講演会事務局（㈱リベルタス・コンサルティング内） メール：fukko-meeting@libertas.co.jp